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プラハのユダヤ人

10世紀以来、チェコでは商業と鉱工業の発展のためドイツ人とユダヤ人の入植が奨励され、チェコ人との共存がはかられた。
19世紀末のプラハ再開発で、旧市街の狭く薄暗いゲットーが、一種独特な雰囲気の漂う路地や日の当たらない家屋もろとも取り壊され、残ったのは1586年に建てられたユダヤ人町役場と六つのシナゴーグとラビ・レヴの墓のあるユダヤ人墓地だけだった。六つのシナゴーグの中には、ヨーロッパに現存する最古の新旧シナゴーグが含まれている。
古い言い伝えによると、ユダヤ教の祭司長ラビ・レヴは、粘土でゴーレム(生命を与えられた人造人間)を作り、ポグローム(ユダヤ人への迫害と虐殺)をはじめとする同胞に迫りつつある危機を知らせたという。

『ユネスコ世界遺産』より


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