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*王府井大街

写真:お茶屋さん(二階は喫茶)王府井大街は銀座のような通りで、百貨店やショッピングセンター、薬店、洋服店、本屋などがあり、通りの一部は歩行者天国になっています。しかし、横道からやって来る車は、歩行者が横断中でも間断を縫って右左折してくるので、おちおち、ボーッと歩いてはいられません。
呉裕泰茶荘を見つけて、早速中に入り菊花八宝茶と鉄観音を買いました。2階は喫茶ですが、飲む気もないのにちょっとどんな感じか様子を見に行きました。普通の喫茶店でした。普通といっているのは、いかにも中国風という感じではないいいう意味で、インテリアは茶系で統一されていて落ち着ける雰囲気はしましたので、機会があったらお茶してみたい所です。ゆっくりと、試したことのないお茶をおいしくいただいてみたいですね。

写真:屋台街本屋の反対側は、屋台の小路が続いています。入口近くで、杏仁をくず湯にしたものをおいしそうに食べている人に出くわしました。秋は燥の季節、友だちとそのくず湯を立ち食いしながら小路をぶらぶら歩き。景徳鎮の陶磁器のお店も中程にありますが、中国チックなものを探している私には、とても西洋ナイズされすぎていて、何だかなあ状態です。
外にテープルが並べられてて、そこで安い料理を食べることができるので、ああここで食べたいという衝動にかられました。焼きとりや焼きそばなどおいしそうで、ここで食べたらめちゃくちゃ安そうな夕食になりそうでした。
ブラブラ歩いていくと、焼き物の材料として、いろいろなものが串刺しになっていました。ヒトデ、蠍、昆虫など、一種の客寄せでしょうか。

研修旅行のメンバーたちは、興味の対象はやはり中医学です。本屋で薬膳の本を探していたり、薬店で中薬を買っていたりすると、必ず誰かに出くわします。「何買ったのー。」

*地安門

写真:果物の飴がけ講義で汽鍋を使ったスープの紹介がありました。若鳥に黄耆、生姜と葱を入れて汽鍋で蒸したスープを虫垂炎手術後の患者に与え、被験グループと非被験グループと観察したところ、スープを飲んだグループの方が経過がとっても良かったそうです。
その汽鍋をこの辺りで売っているのではと、先生と一緒に探しに行きました。北京はオリンピックが近いこともあり、どんどん開発中で、北京に住んでいる人でも様子がわからなくなるそうです。聞けども聞けども、お店には汽鍋なんぞ売っていません。嵩張るからか、もう汽鍋など時代遅れなのか、いずれにせよニーズがあまりないのですね。注文してくれれば、明日には用意しておくけど、というお店もありましたが、ツァーの身では再度訪れるのはむずかしい。
私は実物を見ることができればいいなぐらいでしたが、それにしても、友人は本気で土鍋を担いで帰るつもりだったのか。疑問です。

浴の看板天安門に対して地安門、中国語で聞いているとティアンモンとディアンモンで、どっちがどっちだかよくわかりません。昔ながらの北京がまだ残っている通りで、小さなお店がいっぱいあり、大通りで浴の字を見つけました。どうやらお風呂屋さんのようです。もうちょっと中まで入ってみたかったなあ。

帰国して、メンバーの一人が横浜中華街の『照宝』で汽鍋を扱っているのを調べてくれました。たまたま、中華街に行く予定だったので、早速汽鍋を買い求めてきました。講義中に書かれた図を元に、汽鍋がすっぽり入る鍋に、市場通りで買った烏骨鶏を入れ、実家で試したけれど、『非常に濃厚なスープ』という形容はあてはまりませんでした。
家に帰り、不審に思いながら、今度はシャモ肉と黄耆、葱、生姜を入れて同じように蒸してみました。そこで、やっと気がつきました。水位が下がるのが早い。間欠泉のようにお湯が吹き上がって、鍋に入っているのではないかと。
そこで、翌日、使い方を照宝に確認してみました。鍋の底の台座が隠れるくらいの行平のような鍋に乗せ、蒸気が逃げないようにして蒸すのだそうです。
それで、ビタクラフトの上に乗せて今度は豚挽肉を入れ、またまた蒸してみました。2時間蒸したのに、1時間後とあまりスープの分量が変わりません。味も濃厚かといわれると、そうでもない。
とうとう、中国料理の本で確認しました(最初から読んでればよかったんですけど)。汽鍋の底が隠れる程度の底の深い寸胴鍋に、たっぷりお湯をはって、6〜7時間蒸すのだそうです。やれやれ。


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