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*足裏マッサージ
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*ダックと京劇

*滋和堂 ( www.giwado.com )

台湾に来たら、是非、足裏マッサージは体験してみたいと思っていました。日本人の難波さんがやっているという美楽健康中心がホテルの近くなので、そこにしようとしていたのですが、朝は10時からになっています。

滋和堂も歩いて行けそうな場所にあり、9時から営業していて予約が必要だとは書いておらず、呉神父からライセンスを受けた老舗と書かれていたので、そこにすることにしました。

健康お宅の私は、やる気満々なのですが、夫は不健康な割には、鍼灸やマッサージなどは大嫌いで、体験する気はさらさらありません。
彼は、私が経験している30分の間、道を挟み、やはり滋和堂が経営するティールームで待つことにしました。

*足裏マッサージ

写真:先生と通訳の女性 まず、足を自分で洗ってからベッドに座ると、先生がクリームを塗りながら手際よくマッサージを始めました。

朝早いせいか私しか客はおらず、隣には通訳の女性までついて、なかなか快適です。痛そうにしていると、すかさず先生が「膀胱」、「腎臓」、「膝」、「腰」と声をかけます。

足の裏の反射ゾーンのしこった部分や膨らんだ箇所で、たとえ患者が「痛い」と言わなくても、先生にはすぐにわかってしまいます。
先生は、簡単な日本語ならわかるのですが、それ以外のことばは、隣に座った女性が通訳してくれました。もう、それは、恐ろしいほど自分に心当たりがある指摘をされました。 写真:先生と経絡人形

もともと腎虚で水(すい)の代謝が悪い私は、そのせいで膝の調子が悪くなったと思っていましたが、滋和堂の先生は、私がそう思っていたとおりのことを指摘したので、自分の見立てが正しいことを確信しました。

さらにタイミングよく通訳の女性が、それに効くという漢方薬を勧め始めました。
彼女は68歳で「私も飲んでいる」というのですが、シミもなく、とてもその年齢には見えません。
内容成分を見ると、全ては理解できませんでしたが、安心できそうだったので、2割引で3か月分の参桂百補丸をNT$7,000で購入しました。

健康お宅の私は、20種類ものサプリメントを毎日飲んでいるので、この漢方薬を飲めば、代わりにサプリメントを飲まなくて済むし、その料金が漢方薬と見合いになると考えたのです。

ハンバーガーの画像ティールームでは

ティールームで待っている夫は、何やら不可思議な飲み物を試飲中でした。中には当帰と枸杞子、それに甘草が少々入っているとのことで、早速私も飲んでみました。
「おもしろい味」というのがぴったりなのですが、とても体に効きそうな気がします。
袋入りの生薬をながめていたら、お茶にしてごちそうしてくれたらしいのですが、結局夫は当帰と枸杞子を買い、甘草はおまけにもらいました。彼は、帰国してからせっせと毎日お茶にして飲んでいます。

ティールームにも先生(中医?)がいるので、脈診、舌診をしてもらいました。舌診をした後、自分から「舌がぎざぎざ?」(水の代謝が悪いと舌の両側に歯型が残る)と言ってしまったのですが、先生からは「参桂百補丸がいい」ぐらいで、収穫のあることを聞けませんでした。先生の力量がちょっと怪しいと思っている私です。

ちなみに滋和堂では、ティールームと足裏マッサージの施療所の間に鍼灸の治療所があり、そこにも中医がいるようです。
滋和堂は、もともとは漢方薬を扱う会社だったようで、漢方薬を売るためにマッサージを始めたという噂もあるようですが、あまりにもタイミング良く薬を勧められると、そう思われても仕方ないかなという感じもしてきます。

私には、よく当たっていると思えましたし、乱立するマッサージ店の中では信頼できそうです。しかし、店側の対応も混んでいるときと空いているときでは当然違うでしょうし、施述する先生の力量の差もあるかもしれません。

ジャワ島では、ジャワ式マッサージを試しましたが、普通のマッサージと何ら変わらないような気がしました。
タイでは、タイ式マッサージの総本山というワットポーで受けたことがありますが、足や腕も使うのがユニークでしたが、満足するにはちと技術不足でした(40分くらい)。
施述者は、寺でマッサージを修行中といった感じの若い男女が多く、私についたのは若い女性で、力が不足していました。

今回の足裏マッサージは、30分の割には中身が濃く、今までになく満足のできるものでした。12正経の中の経穴としては、足裏には腎経のツボの湧泉しかありませんが、反射区にあれほど体の状態が表れるのなら、勉強する価値があるかなと思っています。


写真:台北の町
滋和堂近く


写真:滋和堂
足裏マッサージの入口


*膝痛

8月、2週間続けてテニスをし過ぎたのがたたり、膝が固まったようになってしまいました。
階段の昇り降りもきつく、いったん座り込むと手で補助しなければ立ち上がれない状況でした。

その後2週間ぐらい立つと、固まった膝はだんだんゆるんできたのですが、この際、姿勢の悪さも関係があると思い、カイロプラクテックに行ったのです。そこは、JCA(Japan Chiropractic Association)が薦める治療院で、医師免許も持っている所だったのですが、行く前よりも状態がひどくなってしまいました。

アレルギー体質で過敏症の私は、受容体(レセプター)の感度が良すぎるので、患部に治療を施しすぎた結果、さらに悪くなってしまったようでした。そこで、さらに別のカイロ治療院に変えて、通っているところでした。


*帰国して

何だか参桂百補丸が効いているような気がしてきました。
青信号に駆け込むこともままなりませんでしたが、走れるようになってきました(まだ違和感はあります)。

カイロも続けて行く予定にしていたのですが、はっきりと調子が上向きにならないこともあり、結局キャンセルしてしまいました。

漢方薬の成分を調べると、ますます自分の症状にぴったりという気がしてきます。
日本でも、むくんだときに漢方薬を試したことがあるのですが、参桂百補丸ほど、腎虚、脾胃虚弱、腰膝痛に効くというスーパー漢方薬にはお目にかかったことはありませんでした。

膝のために体重を減らさないとまずいので、"よく噛んで食べる" と言うことを実践し、3kgは減っていたのですが、そこから先がなかなか進みませんでした。
水太り(津液の代謝が悪い)のため、他の人には効くダイエットサプリでも、私には効かないのです。

むくみをほおっておいたため、その周りに脂肪がつき、体重が増えて、膝にも負荷がかかっているので、この漢方薬が効けば、自ずと体重が減って来るはずだと考えています。

写真:サンダル

*健康サンダル

ぶらぶら店の中を物色していると、足裏を刺激するサンダルを見つけました。
健康グッズが大好きな私は、吸いよせられるように買ってしまいました。健康歩道のようなマットをキッチンマットの上に置いて作業をしたかったので、サンダルの方がかえって場所をとらず、動くのも自由に思えたからです。

木でできている丸い突起は、半球どころか2〜3cmはあろうかという長さで、土踏まずや踵、指の方によって長さが違います。先生によると「20分くらいが良い」とのことでした。

家で試してみると、自分の体重が乗ると、痛くて、まともに移動することもできません。立っているだけでも、5分と、もちませんでした。
私が別の部屋にいるときに、夫が、突然、「何、これ ! !」とすっとんきょうな声を上げました。
何が起こったのかと駆けつけると、普段、健康グッズなんぞには全く興味を示さない彼が、その健康サンダルを履いていました。「痛くてだめだ。」彼は、1分も、もちませんでした。


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