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*乗馬日記 ( 61〜70鞍 )

1月3日
61、62鞍
馬は、久しぶりに1時間目テディ、2時間目はスカーレットでした。1時間目は先頭だったので、久しぶりに自分が馬を誘導しているという気分を味わえました。自分の都合でスピードをコントロールできるので、2頭目についているときと比べてやりやすいこと。私の勝手なスピードに2頭目の人はついていくのがむずかしそうでした。何人もで行う部班を私はまだやったことがありませんが、馬体1頭分開けてぴったりついていくなんて、なんて高等技術なんでしょう。

と、思いつつ2時間目に突入です。私一人に先生がついてプライベートレッスンと同じ。スピードを上げるように指示され、鞭を入れたら必ず足で馬体を蹴り、先に進めという扶助を出すようにとのこと。
鞭を入れても蹴らなければ、なぜ鞭を入れられたのかわからないのだそうです。こうしているうちに、軽く蹴っただけで、自分の指示通りに速く走るようになります。スカーレットの能力があのいつものロースピードだと思ってはいけません。もっと引き出すように、速く走らせようと思えば、軽速歩でも普段の私のスピードよりずっと速いのです。そこに先生の声。「そう、そのくらいのスピードで走ってください。いつものは本人が思っているより遅いんです。」

そして、ブレーキングしながら割と速い常歩。馬は行く気になっていても軽速歩にならないように、手綱を引き締めてスピードを制御します。ふーん、馬を思い通りに動かせると馬場馬術も結構おもしろいのね。
今日でチケットが切れたら、しばらくサンヨーともおさらばするつもりが、もう一回チケットを買う気になりました。前回から先生が変わり、教え方がなるほどと思えると、やる気も出てきます。

2月11日
63、64鞍
本日は2時間とも小学生の女の子と一緒でした。子供って身軽でバランスがいいからぎくしゃくしないので、あまり参考になりません。やっぱり、大人と一緒がいいわ。1時間目スカーレット、2時間目テディでしたが、今までの印象からすると、スカーレットの方がスピードが出ると思っていましたが、意外とテディもスピードが出ることが判明。軽速歩で、コーチから『スピードが出すぎです。』と言われ、ある意味逆にうれしかった。いつも『もっと速く』と言われ続けていたからです。座ったときに馬体を軽く蹴ることも連続してでき、続けていると汗が出て喉が渇き、疲れてきました。馬に乗っているだけだと、乗り物に乗っている感覚ですが、まじめにやると乗馬って完全にスポーツです。馬がさぼりそうになると、蹴ったり鞭を入れたり、馬の反応を見ていると忙しい。

馬の蹴りだす一歩目、つまり内側の後ろ足がグイッと出るときに自分の腰が前にグイッと出るのを実感できましたが、常歩ではわかっても速歩になるとわかりにくい。この第一歩のときに、軽速歩では、乗り手が立って馬の負担を軽くすることにより、馬の進む一歩が大きくなります。始終コーチから『手前が逆です』と言われており、感覚だけでわかるようになるにはまだまだです。

3月20日
65、66鞍
今日は春分の日。あいにくの雨模様です。1時間目はもう一人女の子(中学生ぐらい)が一緒でしたが、2時間目は私一人。雨だと自分が濡れるだけではなく、馬場がどろどろになるから嫌なのよね。基本的に土曜はテニス、日曜はアクアビクスをやっているので、乗馬デーはそれらがないときに決めているため、雨だからとキャンセルしていては回数券を使うことはできません。
雨で馬の動きが重く、軽速歩でもさらに速く走らせるのがむずかしい。反動を逃すための立ったり座ったりすると同時に足を軽く蹴るのが、どうもずれます。前回まで、踵で軽く蹴ればいいと思っていたので、足の内くるぶしで蹴るようにと言われ足の動きがちぐはぐになったのです。自分でもうまくいったと思える日は、『また馬に乗ろう』とやる気が出てきますが、上達どころか下がったような日はげんなりします。雨の日は、かえって馬に乗らない方がいいのかしら。楽しく乗りたいレジャー乗馬を目指している身としては、楽しくないのが一番の大問題。
4月3日
67、68鞍
9月に妹ファミリーたちと乗馬を楽しんで以来、ホワホトサドルで皆と乗馬。子供たちと妹の旦那様は前回と同じく1時間の外乗で、馬場でちょっとだけ練習してから出かけます。2回目なので、勝手がわかっているので、皆の顔も前回より緊張感が抜けてリラックスムードです。
外乗用の馬が5馬しか用意できないといわれ(良い馬が故障中)、せっかく私たちも一緒に外乗に出かけようとしたのに、それはかないませんでした。
そこで彼らが出かけているうちに、馬場用の馬で駆歩の練習をし、彼らが帰ってきたら外乗に行くことにしました。駆歩初心者には、反応の良い馬は危険なので、いささか反応の鈍い馬をあてがわれたので、なかなか言うことをきいてもらえません。広い馬場の定跡の内側にささってくるし、駆歩のスピードにしようとするとさらに内側をくるくるくるくる。「何やってんだー。自分で走らせようという気がないから、馬がさぼるんだー。」というボスの声がかかります。本気で走らせようとしていないのが馬に伝わるのです。『それっ、行けーっ』と心の中で気合を入れると、馬はほんのちょっとだけ駆歩に。
むむっ、手綱だけで駆歩が少しできた、と妹の方を見ると馬の上ではなく下に立っています。「どうしたのー。」と声をかけると、「落馬したのー。」あら、反動の少ないクォーターホースで落馬したの。
妹が足を痛そうにしているので心配しましたが、幸い捻ってはいなかったようで、それを確認できたときに少し安心しました。

落馬したので、続けて外乗をするかどうか聞かれた妹は、落馬にもめげず即座に行くことを決めました。妹が大丈夫かと気になりましたが、かえってリフレッシュされ気分の切り替えができて良かったようです。林の中の道を馬とともに行く。この林の中って、私好きだなあ。

4月29日
69、70鞍
前回のサンヨーガーデンが雨で、技術的に上がったという実感がなく実りがなかったので、本日も予約はしたけれど、どうもやる気が出てきません。が、回数券を買ってしまった手前、期間が限られているので行かざるを得ないのです。先に進めたと思える日は次への意欲が出ますが、足踏み状態だと意欲減退です。そういう気持ちに鞭を打っていざ出かけてみると、行ってよかったと思える日になりました。

自分の体重を使って馬に先に行けという指示を出す体重扶助の方法を教わったからです。常歩でも、馬が前に出す足に合わせ、右、左と、乗っている自分の足も前後に動き、自分が歩いているような感覚になります。この馬の動きに自然に合った乗り手の動きが、馬の動きを妨げることなく、前へ前へと扶助を出しているのと同じになるということでした。うーん、常歩って奥が深いわ。先生曰く、「常歩が一番むずかしいんです。」

コラム■例の究極のパッド

例の中身がゲル状のパッドはやはり優れ者のようです。
説明書に書いてあるとおりに使用すると、かなりばっちり擦れることなく快適に乗馬を楽しむことができました。
鹿革の面にワセリンを塗り、肌にじかにつけ、裏を両面テープで固定し、さらにずれないようにガードルかスパッツをつければ万全です。
レッスンで一緒になった方から、そのようにつけていると大丈夫と教えられ、従ってみた結果です。
反動の少ないクォーターホースだと、普通のパッド付きの下着でもオーケーですが、サラブレッドだとこのゲル状のレディスパッドが一番だと思います。
乗馬をやっている人が開発したとかで、やはり餅は餅屋ということですね。

コラム■お正月はおしるこよ

サンヨーガーデンに1月3日におじゃましたら、おしるこ券つきでした。お正月のスペシャルサービスのようで、お餅が2個入ったおしるこをオーナー自ら給仕してくれ、アットホームな雰囲気です。
クラブハウスの2階には、昼時になるとコーチたちがお昼を食べに階段を上がっていく姿を目撃していましたが、自ら上がったことはありませんでした。
「2階にあがったのは、初めてです。」という私に対し、オーナーは、「いつもは1階まで運んでいくんですけど、そういう方が多いので、今日は2階に上がっていただこうかと。」
オーナーには、彼女たち地元の人がいつも通る道(多分、それが近道)まで教えていただきラッキー。次はそのコースにしよう。
テラスでおしるこを食べながら11時のレッスンを見ていると、近くでさらに観察したくなりました。
軽速歩のスピードって、上級クラスと初級クラスではずい分開きがあるものです。それに、座ったときに軽く馬体を圧迫する、そのタッチの柔らかさと軽快さ。勉強になります。


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