バルコニー付きのインヴィクフィヨルドとローエンの町が見える部屋でした。
普通ならすばらしい景色というところなのでしょうが、前日のゲイランゲルの景色が頭の中を占領し、ここの景色はピンボケのように移りました。
何て贅沢なことでしょう !
すばらしい景色を見ると、それほどでもない景色にはだんだん不感症になります。
アレクサンドラはノルウェー一のリゾートホテルというだけあって、レストランはアメリカンタイプのように広く、ビュッフェの料理はスタルハイムホテルもびっくりの種類の多さで、ビュッフェに関しては最高です。
そして、小さいけれどプールもあり、アロマテラピーマッサージも受けられます。

ホテルのホームページにすっかり騙されました。
歴史的な木造ホテルを謳っていますが、それは旧館の方だけです。
新館だとわかっていて予約したのは確かですが、これほど差があるホテルもめずらしいのではないでしょうか。
アレクサンドラの廊下の豪華さに比べると安普請のプリント合板のような廊下。
いったい何百人のツァー客を泊めるのかと首を傾げるほどの観光バスの群れ。
その客たちの胃袋を満たすための部屋は宴会場としかいいようのない大きさで、その割にはビュッフェの内容がお粗末。
同じフィヨルドヴューでもツァー客側のフィヨルドは単調で、我々個人客側のフィヨルドヴューは町も見え、起伏に富んではいますが、建物と景色の間に駐車場があるのです。
せっかくの景色を有効に活用していないと思える新館の設計。
地下駐車場にすればよかったのに。
理解に苦しむ、この旅一番の期待はずれホテルです。